【活用ガイド】

JVNDB-2013-002586

Cisco ISR G2 ルータ上で稼働する Cisco IOS の ISM モジュールにおけるサービス運用妨害 (DoS) の脆弱性

概要

Cisco ISR G2 ルータ上で稼働する Cisco IOS の ISM モジュールは、authentication-header パケットを適切に処理しないため、サービス運用妨害 (モジュールリロード) 状態にされる脆弱性が存在します。

ベンダは、本脆弱性を Bug ID CSCub92025 として公開しています。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 6.3 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 中
  • 攻撃前の認証要否: 単一
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): 全面的
影響を受けるシステム


シスコシステムズ
  • Cisco IOS 15.3(200)T およびそれ以前
  • Cisco 1921 サービス統合型ルータ
  • Cisco 1941 サービス統合型ルータ
  • Cisco 1941W サービス統合型ルータ
  • Cisco 2901 サービス統合型ルータ
  • Cisco 2911 サービス統合型ルータ
  • Cisco 2921 サービス統合型ルータ
  • Cisco 2951 サービス統合型ルータ
  • Cisco 3925 サービス統合型ルータ
  • Cisco 3925E サービス統合型ルータ
  • Cisco 3945 サービス統合型ルータ
  • Cisco 3945E サービス統合型ルータ
  • Cisco 861 サービス統合型ルータ
  • Cisco 867 サービス統合型ルータ
  • Cisco 880G 3G ワイヤレスサービス統合型ルータ
  • Cisco 881 サービス統合型ルータ
  • Cisco 886 サービス統合型ルータ
  • Cisco 886VA サービス統合型ルータ
  • Cisco 886VA-W サービス統合型ルータ
  • Cisco 887 サービス統合型ルータ
  • Cisco 887V サービス統合型ルータ
  • Cisco 887VA サービス統合型ルータ
  • Cisco 887VA-W サービス統合型ルータ
  • Cisco 888 サービス統合型ルータ
  • Cisco 891 サービス統合型ルータ
  • Cisco 892 サービス統合型ルータ
  • Cisco C881W サービス統合型ルータ

想定される影響

リモート認証されたユーザにより、一連の不正な形式のパケットを介して、サービス運用妨害 (モジュールリロード) 状態にされる可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

シスコシステムズ
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 不適切な認証(CWE-287) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2013-1241
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2013-1241
更新履歴

  • [2013年05月09日]
      掲載