【活用ガイド】

JVNDB-2013-002556

Linux Kernel の include/net/scm.h における権限を取得される脆弱性

概要

Linux Kernel の include/net/scm.h 内の scm_set_cred 関数は、認証情報の受け渡し (credentials passing) 中に、不適切な uid および gid 値を使用するため、権限を取得される脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 6.9 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 中
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 全面的
  • 完全性への影響(I): 全面的
  • 可用性への影響(A): 全面的
影響を受けるシステム


Linux
  • Linux Kernel 3.8.11 未満

想定される影響

ローカルユーザにより、巧妙に細工されたアプリケーションを介して、権限を取得される可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

Fedora Project Linux Mandriva, Inc. Novell レッドハット
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 認可・権限・アクセス制御(CWE-264) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2013-1979
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2013-1979
更新履歴

  • [2013年05月07日]
      掲載
    [2013年12月05日]
      ベンダ情報:Fedora Project (FEDORA-2013-6537) を追加
      ベンダ情報:Fedora Project (FEDORA-2013-6999) を追加
      ベンダ情報:Novell (openSUSE-SU-2013:1187) を追加
      ベンダ情報:Mandriva, Inc. (MDVSA-2013:176) を追加