【活用ガイド】

JVNDB-2013-002497

Linux Kernel の fs/ext4/namei.c におけるサービス運用妨害 (DoS) の脆弱性

概要

Linux Kernel の fs/ext4/namei.c 内の ext4_orphan_del 関数は、ジャーナルが無いファイルシステム (non-journal filesystem) への orphan-list エントリを適切に処理しないため、サービス運用妨害 (システムハング) 状態にされる脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 4.7 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 中
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): 全面的
影響を受けるシステム


Linux
  • Linux Kernel 3.7.3 未満
レッドハット
  • Red Hat Enterprise MRG 2.0 
  • Red Hat Enterprise Linux 5
  • Red Hat Enterprise Linux 6

想定される影響

攻撃者により、リムーバブルメディア上の巧妙に細工されたファイルシステムを介して、サービス運用妨害 (システムハング) 状態にされる可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

Linux レッドハット
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. リソース管理の問題(CWE-399) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2013-2015
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2013-2015
更新履歴

  • [2013年04月30日]
      掲載