【活用ガイド】

JVNDB-2013-002481

Grape などの製品で使用される Ruby 用 multi_xml gem におけるオブジェクトインジェクション攻撃を誘発される脆弱性

概要

Grape およびその他の製品で使用される Ruby 用 multi_xml gem は、文字列の値のキャストを適切に制限しないため、オブジェクトインジェクション攻撃を誘発される、および任意のコードを実行される、またはサービス運用妨害 (メモリおよび CPU 資源の消費) 状態にされる脆弱性が存在します。

本脆弱性は、CVE-2013-0156 と類似する脆弱性です。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 7.5 (危険) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 部分的
  • 完全性への影響(I): 部分的
  • 可用性への影響(A): 部分的
影響を受けるシステム


Erik Michaels-Ober
  • multi_xml 0.5.2
Grape
  • Grape 0.2.6 未満

想定される影響

第三者により、(1) YAML 型変換、または (2) Symbol 型変換のサポートを利用されることで、オブジェクトインジェクション攻撃を誘発され、任意のコードを実行される、または、ネストされた XML エンティティ参照 (XML entity references) によって、サービス運用妨害 (メモリおよび CPU 資源の消費) 状態にされる可能性があります。
対策

ベンダ情報および参考情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

Erik Michaels-Ober Grape
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 不適切な入力確認(CWE-20) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2013-0175
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2013-0175
更新履歴

  • [2013年04月30日]
      掲載