【活用ガイド】

JVNDB-2013-002465

Linux kernel の net/core/scm.c におけるアクセス制限を回避される脆弱性

概要

Linux kernel の net/core/scm.c 内の scm_check_creds 関数は、UNIX ドメインソケットに関連付けられた PID 値を制御するための機能要件 (capability requirement) を適切に処理しないため、アクセス制限を回避される脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 1.9 (注意) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 中
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): 部分的
  • 可用性への影響(A): なし
CVSS v2 Base Score:1.9 (LOW) (AV:L/AC:M/Au:N/C:N/I:P/A:N) (legend)
影響を受けるシステム


Linux
  • Linux Kernel 3.8.6 未満

想定される影響

ローカルユーザにより、ユーザ名前空間は作成されているが PID 名前空間が作成されていない期間を利用されることで、アクセス制限を回避される可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してださい。
ベンダ情報

Linux
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 認可・権限・アクセス制御(CWE-264) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2013-1958
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2013-1958
更新履歴

  • [2013年04月26日]
      掲載
    [2013年05月09日]
      CVSS による深刻度：内容を更新

公表日2013/04/05
登録日2013/04/26
最終更新日2013/05/09