【活用ガイド】

JVNDB-2013-002230

Xen における任意のイベントを挿入される脆弱性

概要

Xen は、ハイパーバイザがメモリ不足の状況で実行され、かつ Xen Security Module (XSM) が有効な場合、ドメインごとのイベントチャネルトラッキングテーブルを拡張する際に誤った操作手順を用いるため、解放済みメモリの使用 (Use-after-free) を引き起こし、任意のイベントを挿入される、および権限を取得される脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 4.4 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 中
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 部分的
  • 完全性への影響(I): 部分的
  • 可用性への影響(A): 部分的
影響を受けるシステム


Xen プロジェクト
  • Xen 4.1.x
  • Xen 4.2.x および xen-unstable

上記以前のバージョンも本脆弱性の影響を受ける可能性があります。
想定される影響

ローカルのゲストカーネルにより、任意のイベントを挿入される、および権限を取得される可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

Gentoo Linux Novell Xen プロジェクト
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 認可・権限・アクセス制御(CWE-264) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2013-1920
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2013-1920
更新履歴

  • [2013年04月16日]
      掲載
    [2013年07月02日]
      ベンダ情報:Novell (openSUSE-SU-2013:0912) を追加
    [2013年11月08日]
      ベンダ情報:Gentoo Linux (GLSA 201309-24) を追加