【活用ガイド】

JVNDB-2013-002216

Cisco ASR 1000 シリーズの Cisco IOS XE におけるサービス運用妨害 (DoS) の脆弱性

概要

Cisco Aggregation Services Routers (ASR) 1000 シリーズの Cisco IOS XE には、Cisco Multicast Leaf Recycle Elimination (MLRE) 機能を適切に実装しないため、サービス運用妨害 (カードのリロード) 状態にされる脆弱性が存在します。

ベンダは、本脆弱性を Bug ID CSCub34945 として公開しています。

本脆弱性は、CVE-2013-1164 とは異なる脆弱性です。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 7.8 (危険) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): 全面的
影響を受けるシステム


シスコシステムズ
  • Cisco IOS XE 3.4.5S 未満の 3.4
  • Cisco IOS XE 3.5 から 3.7.1S 未満の 3.7
  • Cisco ASR 1001 ルータ
  • Cisco ASR 1002 Fixed ルータ
  • Cisco ASR 1002 ルータ
  • Cisco ASR 1002-X ルータ
  • Cisco ASR 1004 ルータ
  • Cisco ASR 1006 ルータ
  • Cisco ASR 1013 ルータ

想定される影響

第三者により、断片化された IPv6 の MVPN パケットを介して、サービス運用妨害 (カードのリロード) 状態にされる能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

シスコシステムズ
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 不適切な入力確認(CWE-20) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2013-2779
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2013-2779
更新履歴

  • [2013年04月15日]
      掲載