【活用ガイド】

JVNDB-2013-002183

Microsoft SharePoint Server 2013 におけるリスト項目の読み取り制限を回避される脆弱性

概要

Microsoft SharePoint Server 2013 は、従来の個人用サイトを含む特定の構成において、SharePoint リストへのデフォルトのアクセス制御を適切に確立しないため、リスト項目の読み取りに関する制限を回避される脆弱性が存在します。

マイクロソフトセキュリティ情報には、この脆弱性は「不適切なアクセス権による情報漏えいの脆弱性」と記載されています。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 3.5 (注意) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 中
  • 攻撃前の認証要否: 単一
  • 機密性への影響(C): 部分的
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): なし
影響を受けるシステム


マイクロソフト
  • Microsoft SharePoint Server 2013

想定される影響

リモート認証されたユーザにより、リストのある場所 (サイト) に対する直接のリクエストを介して、リスト項目の読み取りに関する制限を回避される可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

マイクロソフト
  • Microsoft Security Bulletin : MS13-030
  • マイクロソフト セキュリティ情報 : MS13-030
富士通
  • 富士通 セキュリティ情報 : TA13-100A
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 認可・権限・アクセス制御(CWE-264) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2013-1290
参考情報

  1. JVN : JVNTA13-100A
  2. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2013-1290
  3. JPCERT 注意喚起 : JPCERT-AT-2013-0019
  4. 警察庁 @police : マイクロソフト社のセキュリティ修正プログラムについて(MS13-028,029,030,031,032,033,034,035,036)(2013年04月10日)
  5. US-CERT Technical Cyber Security Alert : TA13-100A
更新履歴

  • [2013年04月11日]
      掲載
    [2013年04月16日]
      ベンダ情報:富士通 (TA13-100A) を追加