【活用ガイド】

JVNDB-2013-002093

複数の Asterisk 製品におけるサービス運用妨害 (デーモンクラッシュ) 状態にされる脆弱性

概要

Asterisk Open Source、Certified Asterisk および Asterisk Digiumphones の HTTP サーバの main/http.c は、Content-Length の値を適切に制限しないため、スタック消費攻撃を実行され、サービス運用妨害 (デーモンクラッシュ) 状態にされる脆弱性が存在します。

本脆弱性は CVE-2012-5976 の修正が不完全だったことによる脆弱性です。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 5.0 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): 部分的
影響を受けるシステム


Digium
  • Asterisk Open Source 1.8.20.2 未満の 1.8.x
  • Asterisk Open Source 10.12.2 未満の 10.x
  • Asterisk Open Source 11.2.2 未満の 11.x
  • Asterisk with Digiumphones 10.12.2-digiumphones 未満の 10.x-digiumphones
  • Certified Asterisk 1.8.15-cert2 未満の 1.8.15

想定される影響

第三者により、巧妙に細工された HTTP POST リクエストを介して、スタック消費攻撃を実行され、サービス運用妨害 (デーモンクラッシュ) 状態にされる可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

Digium
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. バッファエラー(CWE-119) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2013-2686
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2013-2686
更新履歴

  • [2013年04月02日]
      掲載