【活用ガイド】

JVNDB-2013-002091

複数の Asterisk 製品の SIP チャンネルドライバにおけるアカウント名を列挙される脆弱性

概要

Asterisk Open Source、Certified Asterisk、Asterisk Business Edition (BE) および Asterisk Digiumphones の SIP チャンネルドライバは、ユーザアカウントの有無によって、無効な INVITE、SUBSCRIBE および REGISTER トランザクションの動作が異なるため、アカウント名を列挙される脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 5.0 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 部分的
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): なし
影響を受けるシステム


Digium
  • Asterisk Business Edition C.3.8.1 未満の C.3.x
  • Asterisk Open Source 1.8.20.2 未満の 1.8.x
  • Asterisk Open Source 10.12.2 未満の 10.x
  • Asterisk Open Source 11.2.2 未満の 11.x
  • Asterisk with Digiumphones 10.12.2-digiumphones 未満の 10.x-digiumphones
  • Certified Asterisk 1.8.15-cert2 未満の 1.8.15

想定される影響

第三者により、(1) HTTP ステータスコードを読まれる、(2) 403 レスポンス (Forbidden) 内の追加テキストを読まれる、または (3) 特定の再送処理の発生を観察されることで、アカウント名を列挙される可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

Digium
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 情報漏えい(CWE-200) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2013-2264
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2013-2264
更新履歴

  • [2013年04月02日]
      掲載