【活用ガイド】

JVNDB-2013-002075

UNIX プラットフォーム上の ISC BIND におけるサービス運用妨害 (メモリ消費) の脆弱性

概要

UNIX プラットフォーム上で稼働する ISC BIND の libdns には、サービス運用妨害 (メモリ消費) 状態にされる脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 7.8 (危険) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): 全面的
影響を受けるシステム


ISC, Inc.
  • BIND 9.7.x
  • BIND 9.8.4-P2 未満の 9.8.x
  • BIND 9.8.5b2 未満の 9.8.5
  • BIND 9.9.2-P2 未満の 9.9.x
  • BIND 9.9.3b2 未満の 9.9.3
アップル
  • Apple Mac OS X v10.7.5
  • Apple Mac OS X v10.8 から v10.8.4
  • Apple Mac OS X Server v10.7.5

Unix 版のみ影響を受けます。9.7.0 より前のバージョン (9.6-ESV を含む) は影響を受けません。BIND 10 も影響を受けません。
想定される影響

第三者により、巧妙に細工された正規表現を介して、サービス運用妨害 (メモリ消費) 状態にされる可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

Canonical Debian Fedora Project ISC, Inc. アップル ヒューレット・パッカード レッドハット
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. バッファエラー(CWE-119) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2013-2266
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2013-2266
  2. IPA 重要なセキュリティ情報 : DNS サーバ BIND の脆弱性対策について(CVE-2013-2494)
  3. JPCERT 注意喚起 : JPCERT-AT-2013-0017
  4. JPRS : （緊急）BIND 9.xの致命的な脆弱性（過度のメモリ消費）について（2013年3月27日公開）
  5. JPNIC : JPNIC - ISC BIND 9に関する脆弱性について(2013年3月)
更新履歴

  • [2013年04月01日]
      掲載
    [2013年04月24日]
      ベンダ情報：レッドハット (RHSA-2013:0690) を追加 
      ベンダ情報：レッドハット (RHSA-2013:0689) を追加 
      ベンダ情報：Ubuntu (USN-1783-1) を追加   
      ベンダ情報：Debian (DSA-2656) を追加
    [2013年06月14日]
      ベンダ情報：ヒューレット・パッカード (HPSBUX02876 SSRT101148) を追加
    [2013年10月10日]
      影響を受けるシステム：アップル (HT5880) の情報を追加
      ベンダ情報：アップル (HT5880) を追加
      ベンダ情報：アップル (APPLE-SA-2013-09-12-1) を追加
    [2013年11月25日]
      ベンダ情報：Fedora Project (FEDORA-2013-4525) を追加
      ベンダ情報：Fedora Project (FEDORA-2013-4533) を追加

公表日2013/03/26
登録日2013/04/01
最終更新日2013/11/25