【活用ガイド】

JVNDB-2013-002026

IBM Storwize V7000 Unified などの製品で使用される Samba における共有リソースへ書き込まれる脆弱性

概要

IBM Storwize V7000 Unified およびその他の製品で使用される Samba の SMB2 の実装は、CIFS 共有属性を適切に処理しないため、下記の脆弱性が存在します。

(1) 読み取り専用の共有リソースへ書き込まれる
(2) oplock、locking、coherency、または leases 属性に関するデータの完全性についての問題を誘発される
(3) 不特定の影響を受ける
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 4.0 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 単一
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): 部分的
  • 可用性への影響(A): なし
影響を受けるシステム


IBM
  • IBM Storwize V7000 Unified 1.3.2.3 未満の 1.3
  • IBM Storwize V7000 Unified 1.4.0.1 未満の 1.4
Samba Project
  • Samba 3.6.6 未満

想定される影響

リモート認証されたユーザにより、"browseable" または "hide unreadable" パラメータに関する不正な処理を利用されることで、下記の影響を受ける可能性があります。

(1) 読み取り専用の共有リソースへ書き込まれる
(2) oplock、locking、coherency、または leases 属性に関するデータの完全性についての問題を誘発される
(3) 不特定の影響を受ける
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

Canonical IBM Samba Project レッドハット
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 認可・権限・アクセス制御(CWE-264) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2013-0454
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2013-0454
更新履歴

  • [2013年03月28日]
      掲載
    [2013年04月05日]
      概要:内容を更新
      ベンダ情報:レッドハット (Bug 928419) を追加
    [2013年05月21日]
      ベンダ情報:Ubuntu (USN-1802-1) を追加