【活用ガイド】

JVNDB-2013-002010

複数の OpenStack 製品におけるサービス運用妨害 (DoS) の脆弱性

概要

OpenStack Nova Grizzly、Folsom、および Essex は、固定 IP 用のクオータを適切に実装しないため、サービス運用妨害 (リソースの枯渇および新しいインスタンス作成の失敗) 状態にされる脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 4.0 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 単一
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): 部分的
影響を受けるシステム


Canonical
  • Ubuntu 11.10
  • Ubuntu 12.04 LTS
  • Ubuntu 12.10
OpenStack
  • OpenStack Compute Folsom 2012.2
  • OpenStack Essex 2012.1
  • OpenStack Grizzly 2012.2

想定される影響

リモート認証されたユーザにより、多数の addFixedIp コールを介して、サービス運用妨害 (リソースの枯渇および新しいインスタンス作成の失敗) 状態にされる可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

Canonical OpenStack レッドハット
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. リソース管理の問題(CWE-399) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2013-1838
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2013-1838
更新履歴

  • [2013年03月27日]
      掲載
    [2013年04月11日]
      影響を受けるシステム：Ubuntu の情報を追加
    [2013年06月20日]
      ベンダ情報：レッドハット (RHSA-2013:0709) を追加

公表日2013/03/15
登録日2013/03/27
最終更新日2013/04/11