【活用ガイド】

JVNDB-2013-001997

Linux Kernel の kernel/signal.c における ASLR 保護メカニズムを回避される脆弱性

概要

Linux Kernel の kernel/signal.c 内の flush_signal_handlers 関数は、exec 操作全般にわたって sa_restorer フィールドの値を保持するため、ASLR 保護メカニズムを回避される脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 3.6 (注意) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 部分的
  • 完全性への影響(I): 部分的
  • 可用性への影響(A): なし
影響を受けるシステム


Linux
  • Linux Kernel 3.8.4 未満

想定される影響

ローカルユーザにより、sigaction システムコールを含む巧妙に細工されたアプリケーションを介して、ASLR 保護メカニズムを回避される可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

Canonical Linux レッドハット
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 認可・権限・アクセス制御(CWE-264) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2013-0914
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2013-0914
更新履歴

  • [2013年03月26日]
      掲載
    [2013年04月23日]
      ベンダ情報:Ubuntu (USN-1788-1) を追加
      ベンダ情報:Ubuntu (USN-1787-1) を追加
    [2013年05月21日]
      ベンダ情報:Ubuntu (USN-1798-1) を追加
      ベンダ情報:Ubuntu (USN-1797-1) を追加
      ベンダ情報:Ubuntu (USN-1796-1) を追加
      ベンダ情報:Ubuntu (USN-1795-1) を追加
      ベンダ情報:Ubuntu (USN-1794-1) を追加
      ベンダ情報:Ubuntu (USN-1793-1) を追加
      ベンダ情報:Ubuntu (USN-1792-1) を追加
    [2014年02月26日]
      ベンダ情報:レッドハット (RHSA-2013:0829) を追加
      ベンダ情報:レッドハット (RHSA-2013:1034) を追加
      ベンダ情報:レッドハット (RHSA-2013:1051) を追加
      ベンダ情報:レッドハット (RHSA-2013:1080) を追加