【活用ガイド】

JVNDB-2013-001972

FFmpeg の libavcodec におけるサービス運用妨害 (DoS) の脆弱性

概要

FFmpeg の libavcodec の msrledec.c 内の msrle_decode_8_16_24_32 関数は、特定のエンドポインタを適切に判断しないため、サービス運用妨害 (配列の領域外へのアクセス、およびアプリケーションクラッシュ) 状態となるなど不特定の影響を受ける脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 7.5 (危険) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 部分的
  • 完全性への影響(I): 部分的
  • 可用性への影響(A): 部分的
影響を受けるシステム


FFmpeg
  • FFmpeg 1.1.3 およびそれ以前

想定される影響

第三者により、巧妙に細工された Microsoft RLE データを介して、サービス運用妨害 (配列の領域外へのアクセス、およびアプリケーションクラッシュ) 状態にされるなど、不特定の影響を受ける可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

Canonical FFmpeg
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. バッファエラー(CWE-119) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2013-2496
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2013-2496
更新履歴

  • [2013年03月25日]
      掲載
    [2013年04月24日]
      ベンダ情報:Ubuntu (USN-1790-1) を追加