【活用ガイド】

JVNDB-2013-001970

Git の imap-send コマンドにおける SSL サーバを偽装される脆弱性

概要

Git の imap-send コマンドは、サーバのホスト名が X.509 証明書の Subject の Common Name (CN)、または subjectAltName フィールド内のドメイン名と一致することを検証しないため、SSL サーバを偽装される脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 4.3 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 中
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): 部分的
  • 可用性への影響(A): なし
影響を受けるシステム


Git project
  • Git 1.8.1.4 未満
アップル
  • Xcode 5.0 未満 (OS X v10.8.4 以降)

想定される影響

中間者攻撃 (man-in-the-middle attack) により、任意の有効な証明書を介して、SSL サーバを偽装される可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

Debian
  • Debian Bug report logs : 701586
Git project Novell openSUSE project アップル オラクル レッドハット
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 不適切な入力確認(CWE-20) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2013-0308
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2013-0308
更新履歴

  • [2013年03月25日]
      掲載
    [2013年10月15日]
      影響を受けるシステム:アップル (HT5937) の情報を追加
      ベンダ情報:アップル (HT5937) を追加
      ベンダ情報:アップル (APPLE-SA-2013-09-18-3) を追加
    [2015年06月19日]
      ベンダ情報:オラクル (Oracle Solaris Third Party Bulletin - April 2015) を追加