【活用ガイド】

JVNDB-2013-001902

自動バグ報告ツール (ABRT) における任意の Python モジュールをロードおよび実行される脆弱性

概要

自動バグ報告ツール (Automatic Bug Reporting Tool、略称 ABRT) の plugins/abrt-action-install-debuginfo-to-abrt-cache.c には、検索パスに関する処理に不備があるため、任意の Python モジュールをロードおよび実行される脆弱性が存在します。

補足情報 : CWE による脆弱性タイプは、CWE-426: Untrusted Search Path (信頼性のない検索パス) と識別されています。
http://cwe.mitre.org/data/definitions/426.html
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 3.7 (注意) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 高
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 部分的
  • 完全性への影響(I): 部分的
  • 可用性への影響(A): 部分的
影響を受けるシステム


レッドハット
  • 自動バグ報告ツール (ABRT) 2.0.9 およびそれ以前

想定される影響

ローカルユーザにより、悪意のある Python モジュールを参照するように PYTHONPATH 環境変数を変更されることで、任意の Python モジュールをロードおよび実行される可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

Fedora Project レッドハット
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. その他(CWE-Other) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2012-5659
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2012-5659
更新履歴

  • [2013年03月21日]
      掲載