【活用ガイド】

JVNDB-2013-001876

Boost の Boost.Locale ライブラリにおける入力検証の保護メカニズムを回避される脆弱性

概要

Boost の Boost.Locale ライブラリの boost::locale::utf::utf_traits は、特定の無効な UTF-8 シーケンスを適切に検出しないため、入力検証の保護メカニズムを回避される脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 5.0 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): 部分的
  • 可用性への影響(A): なし
影響を受けるシステム


Boost.org
  • Boost 1.48 から 1.52

想定される影響

第三者により、巧妙に細工されたトレーリングバイトを介して、入力検証の保護メカニズムを回避される可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

Boost.org Canonical Debian
  • Debian Bug report logs : #699650
  • Debian Bug report logs : #699649
Fedora Project Mandriva, Inc. レッドハット
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 不適切な入力確認(CWE-20) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2013-0252
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2013-0252
更新履歴

  • [2013年03月19日]
      掲載
    [2013年12月19日]
      ベンダ情報:Mandriva, Inc. (MDVSA-2013:065) を追加