【活用ガイド】

JVNDB-2013-001856

Spree における任意の Ruby オブジェクトをインスタンス化される脆弱性

概要

Spree には、constantize 関数の危険な使用に関する処理に不備があるため、任意の Ruby オブジェクトをインスタンス化される、および任意のコマンドを実行される脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 4.3 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 中
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): 部分的
  • 可用性への影響(A): なし
影響を受けるシステム


Spree Commerce
  • Spree 1.0.x から 1.3.2

想定される影響

リモート認証されたユーザにより、下記の項目を介して、任意の Ruby オブジェクトをインスタンス化される、および任意のコマンドを実行される可能性があります。

(1) core/app/controllers/spree/admin/payment_methods_controller.rb の payment_method パラメータ
(2) promo/app/controllers/spree/admin/promotion_actions_controller.rb の promotion_action パラメータ
(3) promo/app/controllers/spree/admin/promotion_rules_controller.rb の promotion_rule パラメータ
(4) promo/app/controllers/spree/admin/promotions_controller.rb の calculator_type パラメータ
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

Spree Commerce
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 不適切な入力確認(CWE-20) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2013-1656
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2013-1656
更新履歴

  • [2013年03月19日]
      掲載

公表日2013/02/21
登録日2013/03/19
最終更新日2013/03/19