【活用ガイド】

JVNDB-2013-001810

Office for Mac 2008 および Office for Mac 2011 におけるリモート URL へのアクセスを誘発される脆弱性

概要

Office for Mac 2008 および Office for Mac 2011 には、リモート URL へのアクセスを誘発され、その結果、HTML 形式の電子メールメッセージがレンダリングされたこと (つまり、電子メールアドレスが利用されていること) を確認される脆弱性が存在します。

マイクロソフトセキュリティ情報には、この脆弱性は「意図していないコンテンツが読み込まれる脆弱性」と記載されています。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 5.0 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 部分的
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): なし
影響を受けるシステム


マイクロソフト
  • Microsoft Office 2008 (mac_os) 
  • Microsoft Office 2011 (mac_os) 

想定される影響

第三者により、不特定の HTML 5 要素を含む電子メールメッセージにより、電子メールを受け取ったマシン上の WebKit ブラウザのインストール機能を利用されることで、リモート URL へのアクセスを誘発され、その結果、HTML 形式の電子メールメッセージがレンダリングされたこと (つまり、電子メールアドレスが利用されていること) を確認される可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

マイクロソフト
  • Microsoft Security Bulletin : MS13-026
  • マイクロソフト セキュリティ情報 : MS13-026
富士通
  • 富士通 セキュリティ情報 : TA13-071A
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 情報漏えい(CWE-200) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2013-0095
参考情報

  1. JVN : JVNTA13-071A
  2. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2013-0095
  3. JPCERT 注意喚起 : JPCERT-AT-2013-0015
  4. 警察庁 @police : マイクロソフト社のセキュリティ修正プログラムについて(MS13-021,022,023,024,025,026,027)(2013年03月13日)
  5. US-CERT Technical Cyber Security Alert : TA13-071A
更新履歴

  • [2013年03月14日]
      掲載
    [2013年03月18日]
      CVSS による深刻度:基本値と脆弱性評価基準を追加
      CWE による脆弱性タイプ一覧:CWE-ID を追加
      ベンダ情報:富士通 (TA13-071A) を追加