【活用ガイド】

JVNDB-2013-001780

Wireshark の DTLS 解析機能におけるサービス運用妨害 (DoS) の脆弱性

概要

Wireshark の DTLS 解析機能は、再構成状態にあるマシン (reassembly state machine) を起動する前に、フラグメントオフセットを検証しないため、サービス運用妨害 (アプリケーションクラッシュ) 状態となる脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 5.0 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): 部分的
影響を受けるシステム


Wireshark
  • Wireshark 1.6.14 未満の 1.6.x
  • Wireshark 1.8.6 未満の 1.8.x

想定される影響

第三者により、無効なメモリロケーションへの書き込みアクセスを誘発する過度に大きなオフセット値を介して、サービス運用妨害 (アプリケーションクラッシュ) 状態にされる可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

Debian openSUSE project Wireshark
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 不適切な入力確認(CWE-20) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2013-2488
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2013-2488
更新履歴

  • [2013年03月11日]
      掲載
    [2013年04月24日]
      ベンダ情報：openSUSE (openSUSE-SU-2013:0506) を追加
      ベンダ情報：openSUSE (openSUSE-SU-2013:0494) を追加
      ベンダ情報：Debian (DSA-2644) を追加
    [2013年08月05日]
      CVSS による深刻度：内容を更新

公表日2013/03/06
登録日2013/03/11
最終更新日2013/08/05