【活用ガイド】

JVNDB-2013-001774

HP Linux Imaging and Printing における任意のファイルを上書きされる脆弱性

概要

HP Linux Imaging and Printing (HPLIP) には、任意のファイルを上書きされる脆弱性が存在します。

本脆弱性は、CVE-2011-2722 とは異なる脆弱性です。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 1.9 (注意) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 中
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): 部分的
  • 可用性への影響(A): なし
影響を受けるシステム


ヒューレット・パッカード
  • HP Linux Imaging and Printing 3.12.4 まで
レッドハット
  • Red Hat Enterprise Linux Desktop 6 
  • Red Hat Enterprise Linux Server 6 
  • Red Hat Enterprise Linux Workstation 6 

想定される影響

ローカルユーザにより、下記の一時ファイルに対するシンボリックリンク攻撃を介して、任意のファイルを上書きされる可能性があります。

(1) /tmp/hpcupsfilterc_#.bmp
(2) /tmp/hpcupsfilterk_#.bmp
(3) /tmp/hpcups_job#.out
(4) /tmp/hpijs_#####.out
(5) /tmp/hpps_job#.out
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

Canonical オラクル ヒューレット・パッカード レッドハット
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. リンク解釈の問題(CWE-59) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2013-0200
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2013-0200
  2. 関連文書 : hplip-3.12.4-4.el6.src.rpm
  3. 関連文書 : MGASA-2013-0072
更新履歴

  • [2013年03月08日]
      掲載
    [2013年11月05日]
      ベンダ情報:Ubuntu (USN-1981-1) を追加
    [2014年03月28日]
      参考情報:関連文書 (MGASA-2013-0072) を追加
    [2014年06月02日]
      ベンダ情報:オラクル (CVE-2013-0200 Link Following vulnerability in HPLIP) を追加