【活用ガイド】

JVNDB-2013-001761

Linux Kernel の fs/xfs/xfs_buf.c におけるサービス運用妨害 (DoS) の脆弱性

概要

Linux Kernel の fs/xfs/xfs_buf.c 内の _xfs_buf_find 関数は、ブロック番号を検証しないため、サービス運用妨害 (Null ポインタデリファレンスおよびシステムクラッシュ) 状態となるなど、不特定の影響を受ける脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 4.6 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 部分的
  • 完全性への影響(I): 部分的
  • 可用性への影響(A): 部分的
影響を受けるシステム


Linux
  • Linux Kernel 3.7.6 未満

想定される影響

ローカルユーザにより、不正なエクステントマップを伴ったメタデータ (i ノード) を含む XFS ファイルシステムをマウントされることで、サービス運用妨害 (Null ポインタデリファレンスおよびシステムクラッシュ) 状態にされるなど、不特定の影響を受ける可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

Canonical Linux Novell レッドハット
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 不適切な入力確認(CWE-20) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2013-1819
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2013-1819
更新履歴

  • [2013年03月08日]
      掲載
    [2013年10月30日]
      ベンダ情報:Novell (SUSE-SU-2013:1474) を追加
      ベンダ情報:Novell (SUSE-SU-2013:1473) を追加
      ベンダ情報:Ubuntu (USN-1968-1) を追加
      ベンダ情報:Ubuntu (USN-1969-1) を追加
      ベンダ情報:Ubuntu (USN-1970-1) を追加
      ベンダ情報:Ubuntu (USN-1972-1) を追加
      ベンダ情報:Ubuntu (USN-1973-1) を追加
      ベンダ情報:Ubuntu (USN-1975-1) を追加