【活用ガイド】

JVNDB-2013-001717

Linux Kernel の VFAT ファイルシステムの実装におけるバッファオーバーフローの脆弱性

概要

Linux Kernel の VFAT ファイルシステムの実装には、バッファオーバーフローの脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 6.2 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 高
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 全面的
  • 完全性への影響(I): 全面的
  • 可用性への影響(A): 全面的
影響を受けるシステム


Linux
  • Linux Kernel 3.3 未満
レッドハット
  • Red Hat Enterprise MRG 2.0 
  • Red Hat Enterprise Linux 6

想定される影響

ローカルユーザにより、UTF-8 から UTF-16 への変換中に適切に処理されない utf8 マウントオプションを伴うファイルシステム上の VFAT 書き込み操作を介して、権限を取得される、またはサービス運用妨害 (システムクラッシュ) 状態にされる可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

Linux レッドハット
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. バッファエラー(CWE-119) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2013-1773
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2013-1773
更新履歴

  • [2013年03月04日]
      掲載
    [2013年06月19日]
      ベンダ情報:レッドハット (RHSA-2013:0744) を追加
    [2013年06月28日]
      ベンダ情報:レッドハット (RHSA-2013:0928) を追加
    [2014年02月27日]
      ベンダ情報:レッドハット (RHSA-2013:1026) を追加