【活用ガイド】

JVNDB-2013-001716

Linux Kernel の kernel/printk.c におけるサービス運用妨害 (DoS) の脆弱性

概要

Linux Kernel の kernel/printk.c 内の log_prefix 関数は、syslog ヘッダから prefix 文字列を適切に削除しないため、サービス運用妨害 (バッファオーバーフローおよびシステムクラッシュ) 状態となる脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 4.0 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 高
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): 全面的
影響を受けるシステム


Linux
  • Linux Kernel 3.4.33 未満

想定される影響

ローカルユーザにより、/dev/kmsg 書き込みアクセス権を利用され、call_console_drivers 関数呼び出しを誘発されることで、サービス運用妨害 (バッファオーバーフローおよびシステムクラッシュ) 状態にされる可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

Linux レッドハット
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. バッファエラー(CWE-119) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2013-1772
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2013-1772
更新履歴

  • [2013年03月04日]
      掲載