【活用ガイド】

JVNDB-2013-001712

Linux Kernel の net/ipv6/addrconf.c におけるサービス運用妨害 (DoS) の脆弱性

概要

Linux Kernel の net/ipv6/addrconf.c 内の ipv6_create_tempaddr 関数は、IPv6 一時アドレスの生成に伴う問題を適切に処理しないため、サービス運用妨害 (過剰なリトライおよびアドレス生成の停止) 状態となり、その結果、重要な情報を取得される脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 3.2 (注意) [NVD値]
  • 攻撃元区分: 隣接
  • 攻撃条件の複雑さ: 高
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 部分的
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): 部分的
影響を受けるシステム


Linux
  • Linux Kernel 3.8 以前

想定される影響

第三者により、ICMPv6 Router Advertisement (RA) メッセージを介して、サービス運用妨害 (過剰なリトライおよびアドレス生成の停止) 状態とされ、その結果、重要な情報を取得される可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

Canonical Linux レッドハット
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 情報不足(CWE-noinfo) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2013-0343
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2013-0343
更新履歴

  • [2013年03月04日]
      掲載
    [2013年11月08日]
      ベンダ情報:Ubuntu (USN-1976-1) を追加
      ベンダ情報:Ubuntu (USN-1977-1) を追加
      ベンダ情報:レッドハット (RHSA-2013:1449) を追加
    [2014年02月26日]
      ベンダ情報:kernel.org (ipv6: remove max_addresses check from ipv6_create_tempaddr) を追加
      ベンダ情報:レッドハット (RHSA-2013:1490) を追加
      ベンダ情報:レッドハット (RHSA-2013:1645) を追加