【活用ガイド】

JVNDB-2013-001659

Google Chrome で使用される FFmpeg の libavcodec におけるバッファオーバーフローの脆弱性

概要

Google Chrome で使用される FFmpeg の、libavcodec に含まれる vorbisdec.c の Vorbis デコーダの vorbis_parse_setup_hdr_floors 関数には、バッファオーバーフローの脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 7.5 (危険) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 部分的
  • 完全性への影響(I): 部分的
  • 可用性への影響(A): 部分的
影響を受けるシステム


Google
  • Google Chrome 25.0.1364.97 未満 (Windows および Linux)
  • Google Chrome 25.0.1364.99 未満 (Mac OS X)

本脆弱性は、上記の Google Chrome で使用される FFmpeg (バージョン 1.1.3 まで) における脆弱性です。
想定される影響

第三者により、サービス運用妨害 (ゼロ除算エラーまたは配列の領域外へのアクセス) 状態にされるなど、不特定の影響を受ける可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

Canonical Google openSUSE project VideoLAN
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 古典的バッファオーバーフロー(CWE-120) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2013-0894
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2013-0894
更新履歴

  • [2013年02月26日]
      掲載
    [2013年04月24日]
      ベンダ情報：openSUSE (openSUSE-SU-2013:0454) を追加
      ベンダ情報：Ubuntu (USN-1790-1) を追加

公表日2013/02/21
登録日2013/02/26
最終更新日2013/04/24