【活用ガイド】

JVNDB-2013-001642

Linux Kernel の security/integrity/evm/evm_crypto.c におけるサービス運用妨害 (DoS) の脆弱性

概要

Linux Kernel の security/integrity/evm/evm_crypto.c 内の evm_update_evmxattr 関数は、Extended Verification Module (EVM) が有効な場合、サービス運用妨害 (Null ポインタデリファレンスおよびシステムクラッシュ) 状態となるなど、不特定の影響を受ける脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 6.2 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 高
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 全面的
  • 完全性への影響(I): 全面的
  • 可用性への影響(A): 全面的
影響を受けるシステム


Linux
  • Linux Kernel 3.7.5 未満

想定される影響

ローカルユーザにより、sockfs ファイルシステムの inode における removexattr 操作の試行を介して、サービス運用妨害 (Null ポインタデリファレンスおよびシステムクラッシュ) 状態にされるなど、不特定の影響を受ける可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

Linux レッドハット
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 情報不足(CWE-noinfo) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2013-0313
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2013-0313
更新履歴

  • [2013年02月25日]
      掲載