【活用ガイド】

JVNDB-2013-001574

Zend Framework における任意のファイルを読まれる脆弱性

概要

Zend Framework の (1) Zend_Dom、(2) Zend_Feed、および (3) Zend_Soap は、SimpleXMLElement クラスを適切に処理しないため、任意のファイルを読まれる、または TCP 接続を生成される脆弱性が存在します。

本脆弱性は、CVE-2012-3363 とは異なる脆弱性です。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 6.4 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 部分的
  • 完全性への影響(I): 部分的
  • 可用性への影響(A): なし
影響を受けるシステム


Zend Technologies Ltd.
  • Zend Framework 1.11.13 未満の 1.x
  • Zend Framework 1.12.0 未満の 1.12.x

想定される影響

第三者により、XML-RPC リクエストの DOCTYPE 要素内の外部エンティティリファレンスを介して、任意のファイルを読まれる、または TCP 接続を生成される可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

Debian
  • Debian セキュリティ勧告 : DSA-2505
Zend Technologies Ltd.
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 不適切な入力確認(CWE-20) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2012-6531
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2012-6531
更新履歴

  • [2013年02月18日]
      掲載