【活用ガイド】

JVNDB-2013-001547

Linux Kernel 用 Xen におけるサービス運用妨害 (ゲストクラッシュ) の脆弱性

概要

Linux Kernel 用 Xen の xen_failsafe_callback 関数には、32 ビット PVOPS ゲストが実行されている場合、サービス運用妨害 (ゲストクラッシュ) 状態となる脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 4.9 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): 全面的
影響を受けるシステム


Linux
  • Linux Kernel 2.6.23 およびその他のバージョン

Linux のすべての 32 ビット PVOPS バージョンが本脆弱性の影響を受けます。
想定される影響

ローカルユーザにより、誤ったスタックポインタの使用とスタックの破損につながる IRET 障害を誘発されることで、サービス運用妨害 (ゲストクラッシュ) 状態にされる可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

Canonical Linux Xen プロジェクト レッドハット
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 不適切な入力確認(CWE-20) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2013-0190
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2013-0190
更新履歴

  • [2013年02月15日]
      掲載
    [2013年04月08日]
      ベンダ情報:Ubuntu (USN-1728-1) を追加
      ベンダ情報:Ubuntu (USN-1725-1) を追加
      ベンダ情報:レッドハット (RHSA-2013:0496) を追加