【活用ガイド】

JVNDB-2013-001495

Microsoft Windows XP の OLE オートメーションにおける任意のコードを実行される脆弱性

概要

Microsoft Windows XP の Object Linking and Embedding (OLE) オートメーションは、メモリの割り当てを適切に行わないため、任意のコードを実行される脆弱性が存在します。

マイクロソフトセキュリティ情報には、この脆弱性は「OLE オートメーションのリモートでコードが実行される脆弱性」と記載されています。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 9.3 (危険) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 中
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 全面的
  • 完全性への影響(I): 全面的
  • 可用性への影響(A): 全面的
影響を受けるシステム


マイクロソフト
  • Microsoft Internet Explorer 9
  • Microsoft Windows XP sp3 SP3

想定される影響

第三者により、巧妙に細工された RTF ドキュメントを介して、任意のコードを実行される可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

マイクロソフト 富士通
  • 富士通 セキュリティ情報 : TA13-043B
  • 富士通 セキュリティ情報 : TA13-134A
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. リソース管理の問題(CWE-399) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2013-1313
参考情報

  1. JVN : JVNTA13-043B
  2. JVN : JVNTA13-134A
  3. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2013-1313
  4. JPCERT 注意喚起 : JPCERT-AT-2013-0009
  5. JPCERT 注意喚起 : JPCERT-AT-2013-0023
  6. 警察庁 @police : マイクロソフト社のセキュリティ修正プログラムについて(MS13-009,010,011,012,013,014,015,016,017,018,019,020)(2013年02月13日)
  7. 警察庁 @police : マイクロソフト社のセキュリティ修正プログラムについて(MS13-037,038,039,040,041,042,043,044,045,046)(2013年05月15日)
  8. US-CERT Technical Cyber Security Alert : TA13-043B
  9. US-CERT Technical Cyber Security Alert : TA13-134A
  10. IPA 緊急対策情報 : Microsoft 製品の脆弱性対策について(5月)
更新履歴

  • [2013年02月14日]
      掲載
    [2013年05月16日]
      影響を受けるシステム:マイクロソフト (MS13-037) の情報を追加
      ベンダ情報:マイクロソフト (MS13-037) を追加
      ベンダ情報:マイクロソフト (2013 年 5 月のセキュリティ情報 (月例) - MS13-037 〜 MS13-046) を追加
    [2013年05月21日]
      ベンダ情報:富士通 (TA13-134A) を追加