【活用ガイド】

JVNDB-2013-001462

GnuTLS の TLS の実装における識別攻撃およびプレーンテキストリカバリ攻撃を誘発される脆弱性

概要

GnuTLS の TLS の実装は、不正な形式の CBC パディングを処理している間、非準拠の MAC チェック操作へのタイミングサイドチャネル攻撃について適切に配慮しないため、識別攻撃、およびプレーンテキストリカバリ攻撃を誘発される脆弱性が存在します。

本脆弱性は、CVE-2013-0169 と関連する問題です。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 4.0 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 高
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 部分的
  • 完全性への影響(I): 部分的
  • 可用性への影響(A): なし
影響を受けるシステム


GNU Project
  • GnuTLS 2.12.23 未満
  • GnuTLS 3.0.28 未満の 3.0.x
  • GnuTLS 3.1.7 未満の 3.1.x

想定される影響

第三者により、巧妙に細工されたパケットのタイミングデータの統計的分析を介して、識別攻撃、およびプレーンテキストリカバリ攻撃を誘発される可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

Canonical GNU Project Novell オラクル レッドハット
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 暗号の問題(CWE-310) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2013-1619
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2013-1619
  2. 関連文書 : Lucky Thirteen: Breaking the TLS and DTLS Record Protocols
更新履歴

  • [2013年02月12日]
      掲載
    [2013年03月11日]
      ベンダ情報:レッドハット (RHSA-2013:0588) を追加
      ベンダ情報:Ubuntu (USN-1752-1) を追加
    [2013年06月17日]
      ベンダ情報:Novell (openSUSE-SU-2013:0807) を追加
    [2013年10月31日]
      ベンダ情報:オラクル (CVE-2013-1619 Cryptographic Issues vulnerability in GnuTLS) を追加