【活用ガイド】

JVNDB-2013-001458

OpenSSL の TLS の実装におけるサービス運用妨害 (DoS) の脆弱性

概要

OpenSSL の TLS の実装における AES-NI 機能の crypto/evp/e_aes_cbc_hmac_sha1.c には、サービス運用妨害 (アプリケーションクラッシュ) 状態となる脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 5.0 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): 部分的
影響を受けるシステム


OpenSSL Project
  • OpenSSL 1.0.1d 未満の 1.0.1
アップル
  • Apple Mac OS X v10.6.8
  • Apple Mac OS X v10.7.5
  • Apple Mac OS X v10.8 から v10.8.4
  • Apple Mac OS X Server v10.6.8
  • Apple Mac OS X Server v10.7.5

上記バージョンの OpenSSL に実装される TLS 1.1 および 1.2 が本脆弱性の影響を受けます。
想定される影響

第三者により、巧妙に細工された CBC データを介して、サービス運用妨害 (アプリケーションクラッシュ) 状態にされる可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

OpenSSL Project アップル レッドハット
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 暗号の問題(CWE-310) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2012-2686
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2012-2686
更新履歴

  • [2013年02月12日]
      掲載
    [2013年09月30日]
      影響を受けるシステム:アップル (HT5880) の情報を追加
      ベンダ情報:アップル (HT5880) を追加
      ベンダ情報:アップル (APPLE-SA-2013-09-12-1) を追加