【活用ガイド】

JVNDB-2013-001452

libvirt におけるサービス運用妨害 (クラッシュ) の脆弱性

概要

libvirt の rpc/virnetserverclient.c 内の virNetMessageFree 関数には、解放済みメモリの使用 (Use-after-free) により、サービス運用妨害 (クラッシュ) 状態となる、および任意のコードを実行される脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 6.8 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 中
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 部分的
  • 完全性への影響(I): 部分的
  • 可用性への影響(A): 部分的
影響を受けるシステム


Canonical
  • Ubuntu 
  • Ubuntu 12.04 -(lts) 
Fedora Project
  • Fedora 17
  • Fedora 18
Novell
  • SUSE Linux Enterprise Software Development Kit 11 SP2
  • openSUSE 12.1
  • openSUSE 12.2
  • SUSE Linux Enterprise Desktop 11
  • SUSE Linux Enterprise Server 11
レッドハット
  • libvirt 0.10.2.3 未満の 0.10.2
  • libvirt 0.9.11.9 未満の 0.9.11
  • libvirt 0.9.6.4 未満の 0.9.6
  • libvirt 1.0.2 未満の 1.0.x
  • Red Hat Enterprise Linux Desktop 6
  • Red Hat Enterprise Linux HPC Node 6
  • Red Hat Enterprise Linux Server 6
  • Red Hat Enterprise Linux Server EUS 6.3.z
  • Red Hat Enterprise Linux Workstation 6

想定される影響

第三者により、RPC 接続の際に特定のエラーを誘発され、メッセージがメッセージキューから削除されずに解放されることで、サービス運用妨害 (クラッシュ) 状態にされる、および任意のコードを実行される可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

Canonical Fedora Project libvirt.org Novell レッドハット
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 解放済みメモリの使用(CWE-416) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2013-0170
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2013-0170
更新履歴

  • [2013年02月12日]
      掲載
    [2013年04月08日]
      ベンダ情報:openSUSE (SUSE-SU-2013:0320) を追加
      ベンダ情報:openSUSE (openSUSE-SU-2013:0274) を追加
      ベンダ情報:openSUSE (openSUSE-SU-2013:0275) を追加
      ベンダ情報:Ubuntu (USN-1708-1) を追加
    [2013年11月01日]
      影響を受けるシステム:内容を更新