【活用ガイド】

JVNDB-2013-001441

Qt の QSharedMemory クラスにおける重要な情報を読まれる脆弱性

概要

Qt の QSharedMemory クラスは、共有メモリセグメント用の脆弱なパーミッション (world-readable および world-writable) を使用するため、重要な情報を読まれる、またはプログラムデータを変更される脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 3.6 (注意) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 部分的
  • 完全性への影響(I): 部分的
  • 可用性への影響(A): なし
影響を受けるシステム


Digia
  • Qt 4.8.5 未満の 4.8.x
  • Qt 4.7.6 未満の 4.7.x
  • Qt 4.4.0 を含む他のバージョン
  • Qt 5.0.0

想定される影響

ローカルユーザにより、重要な情報を読まれる、またはプログラムデータを変更される可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

Digia openSUSE project レッドハット
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 認可・権限・アクセス制御(CWE-264) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2013-0254
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2013-0254
更新履歴

  • [2013年02月07日]
      掲載
    [2013年02月18日]
      CVSS による深刻度:基本値と攻撃前の認証要否を変更
      CWE による脆弱性タイプ一覧:CWE-ID を変更
    [2013年04月05日]
      ベンダ情報:openSUSE (openSUSE-SU-2013:0411) を追加
      ベンダ情報:openSUSE (openSUSE-SU-2013:0404) を追加
      ベンダ情報:openSUSE (openSUSE-SU-2013:0403) を追加
    [2013年05月20日]
      ベンダ情報:レッドハット (RHSA-2013:0669) を追加