【活用ガイド】

JVNDB-2013-001413

Wireshark の DOCSIS CM-STATUS 解析機能におけるサービス運用妨害 (無限ループ) の脆弱性

概要

Wireshark の DOCSIS CM-STATUS 解析機能の plugins/docsis/packet-cmstatus.c 内の dissect_cmstatus_tlv 関数は、位置変数に不正なデータ型を使用しているため、サービス運用妨害 (無限ループ) 状態となる脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 2.9 (注意) [NVD値]
  • 攻撃元区分: 隣接
  • 攻撃条件の複雑さ: 中
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): 部分的
影響を受けるシステム


Wireshark
  • Wireshark 1.6.13 未満の 1.6.x
  • Wireshark 1.8.5 未満の 1.8.x

想定される影響

第三者により、不正な形式のパケットを介して、サービス運用妨害 (無限ループ) 状態にされる可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

openSUSE project Wireshark
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 不適切な入力確認(CWE-20) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2013-1580
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2013-1580
更新履歴

  • [2013年02月06日]
      掲載
    [2013年02月20日]
      CVSS による深刻度:基本値と攻撃元区分を変更
      CWE による脆弱性タイプ一覧:CWE-ID を変更
    [2013年04月09日]
      ベンダ情報:openSUSE (openSUSE-SU-2013:0276) を追加
      ベンダ情報:openSUSE (openSUSE-SU-2013:0285) を追加