【活用ガイド】

JVNDB-2013-001275

ISC BIND におけるサービス運用妨害 (表明違反および named デーモンの終了) の脆弱性

概要

ISC BIND には、AAAA レコードの書き換えルールがない Response Policy Zone を伴う DNS64 を含む特定の設定において、サービス運用妨害 (表明違反および named デーモンの終了) 状態となる脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 7.1 (危険) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 中
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): 全面的
影響を受けるシステム


ISC, Inc.
  • BIND 9.8.x から 9.8.4-P1
  • BIND 9.9.x から 9.9.2-P1

想定される影響

第三者により、AAAA レコードのクエリを介して、サービス運用妨害 (表明違反および named デーモンの終了) 状態にされる可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

ISC, Inc.
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 設計上の問題(CWE-DesignError) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2012-5689
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2012-5689
  2. JPRS : BIND 9.8.x/9.9.xにおけるDNS64/RPZの実装上のバグによる namedのサービス停止について(2013年1月25日公開)
更新履歴

  • [2013年01月28日]
      掲載