【活用ガイド】

JVNDB-2012-006338

Android の Bionic の DNS リゾルバの PRNG の実装における DNS レスポンスを偽装される脆弱性

概要

Android の Bionic の DNS リゾルバの PRNG の実装は、クエリ ID の値および UDP ソースポートの乱数を生成中に、時間と PID 情報を不適切に使用するため、DNS レスポンスを偽装される脆弱性が存在します。

本件は、CVE-2015-0800 の問題に関する脆弱性です。

補足情報 : CWE による脆弱性タイプは、CWE-330: Use of Insufficiently Random Values (不十分なランダム値の使用) と識別されています。
http://cwe.mitre.org/data/definitions/330.html
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 5.0 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 部分的
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): なし
影響を受けるシステム


Google
  • Bionic 4.1.1 未満 (Android)

想定される影響

第三者により、クエリ ID の値および UDP ソースポートの数値を推測されることで、DNS レスポンスを偽装される可能性があります。
対策

ベンダ情報および参考情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

Google Mozilla Foundation
  • Mozilla Foundation Security Advisory : MFSA2015-41
  • Mozilla Foundation セキュリティアドバイザリ : MFSA2015-41
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. その他(CWE-Other) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2012-2808
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2012-2808
  2. 関連文書 : Weak randomness in Android's DNS resolver
更新履歴

  • [2015年04月06日]
      掲載

公表日2012/07/24
登録日2015/04/06
最終更新日2015/04/06