【活用ガイド】

JVNDB-2012-006215

Ubuntu で使用される Light Display Manager の debian/guest-account における任意のファイルを削除される脆弱性

概要

Ubuntu で使用される Light Display Manager (lightdm) の debian/guest-account には、任意のファイルを削除される脆弱性が存在します。

本脆弱性は、影響を受ける製品・コードベースが異なるため分割され、gdm-guest-session の問題については、CVE-2012-6648 が割り当てられています。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 2.1 (注意) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): 部分的
影響を受けるシステム


Canonical
  • Ubuntu 11.10
Robert Ancell
  • LightDM 1.0.6 未満の 1.0.x
  • LightDM 1.1.7 未満の 1.1.x

想定される影響

ローカルユーザにより、/tmp のファイル名のスペースを介して、任意のファイルを削除される可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

Canonical Robert Ancell
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 認可・権限・アクセス制御(CWE-264) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2012-0943
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2012-0943
更新履歴

  • [2014年05月26日]
      掲載

公表日2012/03/13
登録日2014/05/26
最終更新日2014/05/26