【活用ガイド】

JVNDB-2012-006200

Cisco IOS の ipsec-ikev2 実装の FlexVPN  ロードバランシング機能における VPN トラフィックの転送を誘発される脆弱性

概要

Cisco IOS の ipsec-ikev2 実装の FlexVPN ロードバランシング機能は、認証を要求しないため、攻撃者が指定した宛先へのVPN トラフィック転送、または当該トラフィックの破棄を誘発される脆弱性が存在します。

ベンダは、本脆弱性を Bug ID CSCub93641 として公開しています。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 6.4 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): 部分的
  • 可用性への影響(A): 部分的
影響を受けるシステム


シスコシステムズ
  • Cisco IOS 15.1(1)SY3 未満

想定される影響

第三者により、クラスタメンバとなる任意のデバイスを配置されることで、攻撃者が指定した宛先へのVPN トラフィック転送、または当該トラフィックの破棄を誘発される可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

シスコシステムズ
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 不適切な認証(CWE-287) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2012-5032
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2012-5032
更新履歴

  • [2014年04月24日]
      掲載