【活用ガイド】

JVNDB-2012-006135

SystemTap における重要な情報を取得される脆弱性

概要

SystemTap には、不正なポインタの読み込みを誘発する、巧妙に細工された DWARF データに関する処理に不備があるため、非特権モードが有効になっている場合、カーネルメモリから重要な情報を取得される、またはサービス運用妨害 (カーネルパニックおよびクラッシュ) 状態にされる脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 5.4 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 中
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 部分的
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): 全面的
影響を受けるシステム


SystemTap
  • SystemTap 1.6.7
  • SystemTap 1.7

想定される影響

ローカルユーザにより、カーネルメモリから重要な情報を取得される、またはサービス運用妨害 (カーネルパニックおよびクラッシュ) 状態にされる可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

SystemTap レッドハット
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 認可・権限・アクセス制御(CWE-264) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2012-0875
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2012-0875
更新履歴

  • [2014年02月06日]
      掲載