【活用ガイド】

JVNDB-2012-006081

Samba の nsswitch/pam_winbind.c の winbind_name_list_to_sid_string_list 関数におけるアクセス制限を回避される脆弱性

概要

Samba の nsswitch/pam_winbind.c 内の winbind_name_list_to_sid_string_list 関数は、すべてのユーザによる認証を受け入れることで無効な require_membership_of グループ名を処理するため、アクセス制限を回避される脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 3.6 (注意) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 高
  • 攻撃前の認証要否: 単一
  • 機密性への影響(C): 部分的
  • 完全性への影響(I): 部分的
  • 可用性への影響(A): なし
影響を受けるシステム


Samba Project
  • Samba 4.1.2 まで

想定される影響

リモート認証されたユーザにより、管理者の pam_winbind 設定ファイルの間違いを利用されることで、アクセス制限を回避される可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

Samba Project オラクル レッドハット
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 不適切な入力確認(CWE-20) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2012-6150
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2012-6150
更新履歴

  • [2013年12月04日]
      掲載
    [2014年03月05日]
      ベンダ情報:オラクル (CVE-2012-6150 Input Validation vulnerability in Samba) を追加