【活用ガイド】

JVNDB-2012-006073

chrony の cmdmon.c におけるスタックメモリから重要な情報を取得される脆弱性

概要

chrony の cmdmon.c には、クライアントロギングが無効な場合、(1) handle_subnets_accessed 関数の RPY_SUBNETS_ACCESSED コマンドの無効なサブネット、または (2) handle_client_accesses 関数の RPY_CLIENT_ACCESSES コマンドに関する処理に不備があり、初期化されていないデータをリプライに含められるため、スタックメモリから重要な情報を取得される脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 5.0 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 部分的
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): なし
影響を受けるシステム


tuxfamily
  • chrony 1.29 未満

想定される影響

第三者により、重要な情報を取得される可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

Debian tuxfamily レッドハット
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 情報漏えい(CWE-200) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2012-4503
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2012-4503
  2. 関連文書 : [Not a CVE request, just notification] CVE-2012-4502, CVE-2012-4503 -- Two security flaws fixed in Chrony v1.29
  3. 関連文書 : chrony-1.29 released (security)
更新履歴

  • [2013年11月07日]
      掲載