【活用ガイド】

JVNDB-2012-005987

Google Authenticator の PAM モジュールにおけるアクセス制限を回避される脆弱性

概要

Google Authenticator の PAM モジュール内の pam_google_authenticator.c は、秘密ファイルに対して user-readable パーミッション (ユーザが読み取り可能な権限) を要求するため、アクセス制限を回避される、および共有秘密鍵を破られる脆弱性が存在します。

本脆弱性は、CVE-2013-0258 とは異なる脆弱性です。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 1.9 (注意) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 中
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 部分的
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): なし
影響を受けるシステム


Google
  • Google Authenticator 1.0 未満

想定される影響

ローカルユーザにより、標準的なファイルシステム操作を介して、アクセス制限を回避される、および共有秘密鍵を破られる可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

Debian
  • Debian Bug report logs : #666129
Google レッドハット
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 情報漏えい(CWE-200) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2012-6140
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2012-6140
更新履歴

  • [2013年04月25日]
      掲載