【活用ガイド】

JVNDB-2012-005980

libxslt におけるサービス運用妨害 (DoS) の脆弱性

概要

libxslt には、サービス運用妨害 (NULL ポインタデリファレンスおよびクラッシュ) 状態にされる脆弱性が存在します。

補足情報 : CWE による脆弱性タイプは、CWE-476: NULL Pointer Dereference (NULL ポインタデリファレンス) と識別されています。
http://cwe.mitre.org/data/definitions/476.html
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 5.0 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): 部分的
影響を受けるシステム


Novell
  • openSUSE 11.4
  • openSUSE 12.1
  • openSUSE 12.2
  • openSUSE 12.3
xmlsoft.org
  • libxslt 1.1.28 未満

想定される影響

第三者により、下記の項目を介して、サービス運用妨害 (NULL ポインタデリファレンスおよびクラッシュ) 状態にされる可能性があります。

(1) keys.c 内の xsltAddKey 関数の XSL キーの空の match 属性
(2) functions.c 内の xsltDocumentFunction 関数の未初期化変数
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

Canonical Debian GNOME Project openSUSE project xmlsoft.org
  • xmlsoft.org : News
オラクル
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. その他(CWE-Other) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2012-6139
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2012-6139
更新履歴

  • [2013年04月16日]
      掲載
    [2013年10月24日]
      ベンダ情報:オラクル (CVE-2012-6139 Denial of Service (DoS) vulnerability in LibXSLT) を追加