【活用ガイド】

JVNDB-2012-005913

Linux Kernel の KVM サブシステムにおけるサービス運用妨害 (カーネル OOPS) の脆弱性

概要

Linux Kernel の KVM サブシステムには、XSAVE なしで QEMU のユーザ空間を使用するホスト上で稼働する場合、サービス運用妨害 (カーネル OOPS) 状態となる脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 1.9 (注意) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 中
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): 部分的
影響を受けるシステム


Linux
  • Linux Kernel 3.6.9 未満

想定される影響

ローカルユーザにより、ゲスト CR4 レジスタ内の X86_CR4_OSXSAVE ビットを設定するために KVM_SET_SREGS ioctl を使用され、その後で KVM_RUN ioctl を呼び出されることで、サービス運用妨害 (カーネル OOPS) 状態にされる可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

Linux openSUSE project レッドハット
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 情報不足(CWE-noinfo) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2012-4461
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2012-4461
更新履歴

  • [2013年01月24日]
      掲載