【活用ガイド】

JVNDB-2012-005911

Linux Kernel の KVM サブシステムにおけるバッファオーバーフローの脆弱性

概要

Linux Kernel の KVM サブシステム内の virt/kvm/irq_comm.c には、Message Signaled Interrupts (MSI)、irq ルーティングエントリ、および kvm_set_irq 関数を呼び出す前の setup_routing_entry 関数による誤ったチェックに関する処理に不備があるため、バッファオーバーフローの脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 6.9 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 中
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 全面的
  • 完全性への影響(I): 全面的
  • 可用性への影響(A): 全面的
影響を受けるシステム


Linux
  • Linux Kernel 3.2.24 未満

想定される影響

ローカルユーザにより、サービス運用妨害 (クラッシュ) 状態にされる、および任意のコードを実行される可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

Canonical Linux レッドハット
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. バッファエラー(CWE-119) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2012-2137
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2012-2137
更新履歴

  • [2013年01月24日]
      掲載