【活用ガイド】

JVNDB-2012-005779

Fetchmail におけるサービス運用妨害 (DoS) の脆弱性

概要

Fetchmail は、デバッグモードで NTLM 認証を使用する場合、(1) サービス運用妨害 (クラッシュおよび受信メールの遅延配信) 状態となる、または (2) メモリから重要な情報を取得される脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 5.8 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 中
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 部分的
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): 部分的
影響を受けるシステム


Fetchmail Project
  • Fetchmail 5.0.8 から 6.3.21

想定される影響

遠隔の NTLM サーバにより、(1) base64 デコーダの領域外メモリの読み込み (out-of-bounds read) を誘発する巧妙に細工された NTLM 応答を介して、サービス運用妨害 (クラッシュおよび受信メールの遅延配信) 状態にされる、または (2) 巧妙に細工された Target Name 構造を持つ NTLM Type 2 メッセージを介して、メモリから重要な情報を取得される可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

Fedora Project Fetchmail Project オラクル
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 情報不足(CWE-noinfo) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2012-3482
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2012-3482
更新履歴

  • [2012年12月25日]
      掲載