【活用ガイド】

JVNDB-2012-005730

Perl の util.c におけるヒープベースのバッファオーバーフローの脆弱性

概要

Perl の util.c の Perl_repeatcpy 関数には、ヒープベースのバッファオーバーフローの脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 7.5 (危険) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 部分的
  • 完全性への影響(I): 部分的
  • 可用性への影響(A): 部分的
影響を受けるシステム


The Perl Foundation
  • Perl 5.12.5 未満の 5.12.x
  • Perl 5.14.3 未満の 5.14.x
  • Perl 5.15.5 未満の 5.15.x

想定される影響

攻撃者により、文字列繰り返し演算子 "x" を介して、サービス運用妨害 (メモリ消費およびクラッシュ) 状態にされる、または任意のコードを実行される可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

Canonical Debian The Perl Foundation オラクル レッドハット
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. バッファエラー(CWE-119) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2012-5195
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2012-5195
更新履歴

  • [2012年12月19日]
      掲載
    [2012年12月25日]
      CVSS による深刻度:基本値と機密性への影響、完全性への影響を更新
    [2013年05月27日]
      ベンダ情報:オラクル (CVE-2012-5195 Heap Buffer Overrun vulnerability in Perl
    ) を追加
    [2013年11月01日]
      ベンダ情報:Debian (DSA-2586) を追加
      ベンダ情報:オラクル (CVE-2012-5195 Buffer Errors vulnerability in Perl) を追加
      ベンダ情報:レッドハット (RHSA-2013:0685) を追加