【活用ガイド】

JVNDB-2012-005719

IBM POWER5 のサービス・プロセッサーに権限昇格の脆弱性

概要

IBM POWER5 のサービス・プロセッサーには、権限昇格の脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 7.9 (危険) [NVD値]
  • 攻撃元区分: 隣接
  • 攻撃条件の複雑さ: 中
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 全面的
  • 完全性への影響(I): 全面的
  • 可用性への影響(A): 全面的
影響を受けるシステム


IBM
  • IBM Power 5 システム ファームウェア SF240_418_382 未満
  • IBM Power 5 を搭載する特定の製品

影響を受けるシステムは複数存在します。
詳しくは 開発者が提供する情報をご確認ください。
想定される影響

当該製品にアクセス可能な第三者によって、システムの管理者権限を取得される可能性があります。
対策

[アップデートする]
開発者が提供する情報をもとに、ファームウェアをアップデートしてください。

なお、開発者によると、本脆弱性はファームウェア SF240_418_382 で修正されているとのことです。

[ワークアラウンドを実施する]
以下の回避策が、開発者から推奨されています。

* サービス・プロセッサーの持つイーサネット・インターフェースの少なくともいずれかひとつに、任意の静的 IP アドレスを設定する
ベンダ情報

IBM
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 証明書・パスワードの管理(CWE-255) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2012-4856
参考情報

  1. JVN : JVNVU#99536825
  2. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2012-4856
  3. US-CERT Vulnerability Note : VU#194604
更新履歴

  • [2012年12月14日]
      掲載
    [2012年12月21日]
      CWE による脆弱性タイプ一覧:CWE-ID を追加